シロップ×シロップ  【完結】
「あ〜、お腹空いたぁ〜」

屋敷に着くと、すでに午後七時をまわっていた

「今日の食事当番、誰だっけ?」
ユイがヒロキに訪ねる

「当番決まってるの!?」あたしは、驚きと共に、嬉しさがこみ上げてきた

掃除当番すら、ないみたいだったから、食事はいったいどんな物を食べてるのか心配していたところだ

「一応ね、育ち盛りなリオもいるし」
ヒロキが答える

あたしは「うん、うん」と、一人なみだ目で頷きながら、キッチンの扉を開けた

「おかえ・・・り・・・」
そこには、ピンクのエプロンを着けたユーシンが立っていた
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