永遠(とわ)に果てぬ愛



“行って来る”と言われても、どこへかも分からないし、何のためにかも分からない。

しかも、“隣にいろ”と言ったのは怜央なのに、なぜ自分から離れるのか。



「大丈夫だよ。俺がいるから」



相変わらず、八塚くんは笑顔だ。

1人で残される訳ではないから安心するけど、なぜ3人共笑顔なのか不思議でたまらない。

その中で、怜央は八塚くんを睨みつけて行ってしまった。


正直、八塚くんと2人でいたことがないから、2人で残されるのも困った。


そう思いながらなんとなく怜央を見ていたら、集団の中へ入っていく。

周りから挨拶されるも、見向きもせず、中央に向かっている。


そこには、なんと女がいた。




< 126 / 620 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop