永遠(とわ)に果てぬ愛



結局、邪魔者は私なのだ。

そう思ったら、もう何も言えなかった。

彼女と目を合わせないよう、黙ったまま家の中に入った。

途中、怜央に呼ばれたけど振り向かなかった。

彼女の高笑いが、いつまでも耳に残っていた。



それからあの子は、宣言通り返してもらうためなのか、毎日のように家まで来ていた。

来たと言っても、家に上がっている訳ではない。

怜央と一緒に帰って来て、家の前で仲良さそうに話しているだけ。

必ず、中にいる私に聞こえるように大げさに笑っていたりする。


そんなことしなくても、分かっているのに。

怜央が誰と一緒にいるべきなのか。

私といたって、彼にメリットはないのだから。




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