永遠(とわ)に果てぬ愛
「それと、宝来は何を勘違いしたのか、結婚発表をしてくれると思っているみたいです」
「結婚発表!?それはまた、盛大な勘違いですね……」
呆れたように聡さんが言う。
その横で、父は苦笑いだ。
「それも、今日で終わりだ。さて、行こうか」
父がオレらを促し、社長室を出て会議室へ向かった。
「お待たせしました」
会議室には、取引先の社長が全員揃っている。
その中には、宝来と和奏の母方の実家も入っている。
これで、揃った。
あとは、アレが来れば準備は完璧だ。
「ではまず、各自の報告をお願いします」
いつもと変わらない会議が始まる。