永遠(とわ)に果てぬ愛



本当は、ずっと不安でたまらなかった。

可能性だけで、いるという確信はなかったから。


そのあと、もう一通メールが来た。



《あの女、あんたが自分との結婚発表してくれると思っているらしいよ。アホじゃない?》



知らないアドレスからだけど、口調からして深町だろう。

家出した理由を聞いて、こっそりオレにメールしてくれたらしい。


それにしても、めでたいヤツだな。

どこをどうやったら、結婚発表になるんだ?

だけど、これなら思ったよりスムーズに事は運べそうだ。


そう思ったオレは、つい口角が上がってしまう。



「怜央、どうしたんだ?」



オレの様子に気づいた父が言ってくる。



「無事に和奏が見つかったみたいです」



そう言うと、父も聡さんもほっとした表情を見せた。




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