永遠(とわ)に果てぬ愛



「乃愛っ」



コイツの姿に、宝来が反応する。



「あ、パパだぁ。あら、みなさんもお揃いで」



周りの状況が分かったらしく、ゆっくりオレから離れた。

この女の登場で、宝来の表情は安心したものに変わっていた。



「あたしとの結婚発表するために、理央くんに連れてこられたのねっ」



深町の言った通り、勘違いな発言をする。

その言葉を聞いて、理央が唖然としている。

その気持ち、分かるな。

オレは、一発殴りたいよ。



「怜央さん、とうとう乃愛との結婚を決めてくれたんですか?」



あの女の言葉に、宝来は便乗する。

娘が娘なら、親も親かと呆れてしまう。




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