永遠(とわ)に果てぬ愛



「パパ、当たり前じゃない。あたしは婚約者なんだから、いずれ結婚するわよ」



おめでたい思考も、ポジティブな発言ばかりする口も、そろそろ止めようか。



「違います」



きっぱり言うオレに、あの女も宝来もえっ、と驚いている。



「怜央?恥ずかしがる必要ないのよ?あたしは、いつでも結婚出来るから」



オレの腕を掴んで、上目遣いに言う。

相変わらずだな。

他の男相手なら知らねぇけど、オレ相手に上目遣いとか通用しないって、分かんねぇのかな。

この女のそんな表情見たって、欲は出ない。

正直、萎えるだけ。



「離して、離れて」



こうやって触れられるのも嫌だ。

近くにいるだけでも嫌なのに。

どうやったらそんな相手と結婚出来るのだろう。




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