永遠(とわ)に果てぬ愛
「怜央……?」
ようやく表情が歪んだ。
オレが見たかったのはコレ。
和奏を傷つけた分、傷ついた顔が見たかった。
「今回の重要発表は、結婚などではありません」
きっぱり言うと、あの女の表情はより一層歪む。
そして、宝来の表情は青ざめている。
「なっ、何で?何で発表してくれないの?あたしはいいって言っているじゃない」
すっげぇ必死で言っているのがちょっと笑える。
だいたい、アンタがよくてもオレは嫌だって言ってんのに。
この女だけ、何も分かっていなくてため息が出る。
「なぜ、発表する必要がある?だってオレは、アンタとの婚約は解消するから」
「何を言っているの!?」
オレの言葉に、すぐさま強気で反論する。
本当はもう、反論する権利さえないのに。