永遠(とわ)に果てぬ愛



「そうだよ。結局、怜央兄と姉さんってどういう関係なの?」


「関係?オレの一方的な片思いかな?心は手に入れてねぇから、今は形だけの婚約者ってとこか」



自分で言っていてむなしくなるけど。

だけど、今を言葉で表したらそうなる。



「だからだろうな。和奏は、卒業したら拓海と家を出るつもりでいるみたいだ」


「え?そうなの?」



拓海には、そんな考えがまったくないらしく驚いている。



「……僕もだと思うけど、姉さんも人に頼ることが出来ないんだ」


「拓海は、僕を頼っていると思うけど」



拓海の言葉に、理央は平然と返す。

それに、少し拓海は驚いている。



「じゃあ、僕は姉さんよりは大丈夫なのか」



独り言のように呟く。




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