永遠(とわ)に果てぬ愛
「2人と一緒に住んで、オレになんのメリットがあるか聞いたよな?オレにとっては、和奏が来てくれただけでメリットがある。
条件は無理やりだったけど、本気だったから。和奏以外と結婚するつもりはない」
そう言ったとたん、和奏の手で口を塞がれた。
「それ以上、言わなくていいから……」
俯いたままそう言う。
オレは、言葉を発せないから首を傾げる。
「は……恥ずかしいんだって」
和奏の顔は真っ赤だった。
聞きたくないとかじゃないらしい。
おそらく、心臓の音は凄いことになっているだろう。
「本気なのは分かったから」
とりあえず、話しは分かってもらえたらしい。