永遠(とわ)に果てぬ愛
少しだけ酸素が欲しくなって、口を開く。
すると、酸素を取り込むより先に、怜央の舌が入ってきた。
「ふぅ……ん……」
今までしたことがないぐらいの深いキスに、私は何も考えられなくなる。
ボーっとしてしまうんだ。
だから、気づかなかった。
胸の方にある違和感に。
気づいた時には、服を捲り上げられ下着のホックも外され、胸を揉まれていた。
怜央の手が素肌に触れるたび、声が漏れそうになる。
だけど、それら全て怜央の口内に飲み込まれてしまう。
ようやく唇が離れた時には、少し酸欠になっていた。
「息は、鼻でしろって言ったじゃん」
酸欠になっている私に気づいて、怜央は笑いながら言う。
確かにそう言われたけど、上手く出来ないんだって。