永遠(とわ)に果てぬ愛
和奏は、ポカンとしている。
それ以外は、みんな呆れている。
「婚約者ってのも利用しただけ。女除けに。
オレが好きなのは、小さい頃から和奏だけだ」
「小さい頃からって何?2人が逢ったのは、高校入ってからでしょ?あたしとの方が長いよね?」
思ってもみないことだったのか、声が震えている。
長いって、何を競っているのだろう。
そんなの関係ねぇのに。
「産まれる前から、オレと和奏の両親は友達だから。小さい時に逢っている。その時から好きだから、アンタが入る隙は1mmもない。
それに、もしも和奏がいなくなっても、アンタにいくことは絶対ない」
「そんなっ……」
そこまで言って、ようやく大人しくなった。
目に涙を溜めているけど、何もかもが嘘っぽく見える。