永遠(とわ)に果てぬ愛
「なぁ、怜央。コイツ、俺に任せてくんない?」
そう言った悠真の表情は、今まで以上に冷たかった。
「別にいいけど、手荒な真似はすんなよ」
「怜央がこの女の心配?」
「違うし。悠真の心配してんだよ」
表情を見る限り、何をするか分かったもんじゃないから。
警察沙汰になることだけはするなってこと。
「分かっているって。俺の正体バラして、叔父さんに預けるってことで安心する?」
「叔父さんって、犯罪者じゃねぇけど……こんなもん持っていたら犯罪者か」
近くに落ちているナイフを見る。
これで和奏を傷つけ……イヤ、殺そうとしたなら十分殺意があったってことで、殺人未遂かな。
まぁ、もう反論する気力もないみたいだけど。