永遠(とわ)に果てぬ愛
「和奏、大丈夫か?」
和奏に近づいて、肩にそっと触れる。
そこで、ようやく気づいた。
和奏の体が震えているってことに。
「怜央、あなたたちはもう少しゆっくりしていなさい。落ち着いたらでいいわ」
母さんはそれだけ言って、他のみんなを連れて外へ出た。
部屋には、オレと和奏だけになった。
さすがにナイフを持ったヤツ相手じゃ、震えるに決まっている。
オレだって、あの女がここまでするとは思わなかった。
「ねぇ、怜央……」
オレのスーツの裾を掴みながら、和奏が静かに口を開く。
その仕草すら愛しく思う。
「なに?」
「私……本当に怜央の隣にいていいのかな?」