永遠(とわ)に果てぬ愛



まぁ、2人で泊まるなんて今更か。

付き合っているんだもんね。



「えっと……ありがとう?」


「疑問系だけど、受け取ったー」


「え?ダメなの?」


「そんな訳ないじゃん。プレゼントって言ったでしょ」



なんだか、コロコロと表情が変わっている。

今は、八塚くんと2人してニヤニヤしているし。



「じゃあ、さっそく部屋に行くか。2人共、サンキュー」



私の手を握って歩き出す。

慌てている私に、莉奈は笑顔で手を振る。

別に逃げないけど、一体なんなんだよ。

そう文句を言ってみるけど、本当は嬉しい。

なかなか2人になれることはなかったから。



「はぁー、疲れたっ」



そう言って、怜央はベッドにダイブする。




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