俺を好きな影に甘美あり!

玲、わかるか?俺だってドキドキするんだよ。いつも仲間の輪にいるのに、後ろにいたから俺は玲を一番知らない。

でも今は 玲が俺にだけ見せる顔が特別なんだ。

たった数時間が変えた俺と玲の関係。

真っ赤な顔して上目で恥ずかしそうに俺を見る玲に、男の俺はビビッときたんだ。
それは玲を独り占めして理性を飛ばしてしまいたくなる気持ち。

「 悠真くん、外でキスは~ 」

「 ダメ? なんで、今の玲パフェで甘いからしたいけど、ダメ?」

「 ダメじゃない… けど、でも… 」

「 でもは、ナシ。玲、好きだよ 」

俺は意外と自分をわかっていなかった。
しっとりしていて甘い玲が俺にはたまらない。
こんな玲が俺に想いを寄せてたんだ。
フッてたまるか。

これからは隣でしっかり玲を見るんだ。
甘い 甘い 玲を…

「 玲、キスしていい?」





*******完*******
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