十年戦争


ドンドンドン


「カイ・フレンバー。居るのはわかっている。出て来い」

ドアを荒々しく叩く。

ガチャ

「カイならいませんが」

一人の女性が顔を覗かす。

「何?お前は…ユリ・ゴーラだな。隠すものなら共に死刑だぞ」

「いえ、もう出て行きましたよ。やっと15歳になった。と喜んで」

「何?どういう意味だ?」

「さぁ?一度本軍へ戻ってみてはどうでしょうか?」

「いなければ死刑を執行するからな」

「はい」

ユリの強気の目を見ると、兵士はドアを閉めた。



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