俺様王子様に振り回されて
「知らない?ハルを?嘘だろ・・・?」
ぼやいたのは三木。
「嘘ついてどーすんだよ。」
「そ、そだけど・・・・・・」
信じられないような物を見る目で、
三木は私を見た。
な、なんだよ・・・
ちょっとうろたえれば、羽依のため息が聞こえた。
「まぁ、茜だもんね・・・。
あのさ、茜、森井先輩はね、千秋先輩の幼馴染で、
学校の2大王子様の1人"俺様王子様"なの。」
・・・・・・・・・・は?
「学校の王子様って、三木1人じゃなかったのかよ・・・。」
「え?俺、王子なんかじゃないよ?
平凡人だよ?」
「三木は黙ってやがれ。」
その天然っぷりは、発生させなくていいんだよ!
・・・・・・ん?
というか、ちょっと待て。
この森井って奴が俺様王子、なら・・・
「私、王子に助けられたってわけか?」
呟けば、羽依が目を見開いた。
「な・・・お昼に言ってた"救世主"って、
森井先輩のことなの!?」
「あぁ、なんか、そうっぽい。」
「そうっぽいじゃなくて、そうなんだよ。」
それまで黙ってた森井が、ズパッとそう言った。
ぼやいたのは三木。
「嘘ついてどーすんだよ。」
「そ、そだけど・・・・・・」
信じられないような物を見る目で、
三木は私を見た。
な、なんだよ・・・
ちょっとうろたえれば、羽依のため息が聞こえた。
「まぁ、茜だもんね・・・。
あのさ、茜、森井先輩はね、千秋先輩の幼馴染で、
学校の2大王子様の1人"俺様王子様"なの。」
・・・・・・・・・・は?
「学校の王子様って、三木1人じゃなかったのかよ・・・。」
「え?俺、王子なんかじゃないよ?
平凡人だよ?」
「三木は黙ってやがれ。」
その天然っぷりは、発生させなくていいんだよ!
・・・・・・ん?
というか、ちょっと待て。
この森井って奴が俺様王子、なら・・・
「私、王子に助けられたってわけか?」
呟けば、羽依が目を見開いた。
「な・・・お昼に言ってた"救世主"って、
森井先輩のことなの!?」
「あぁ、なんか、そうっぽい。」
「そうっぽいじゃなくて、そうなんだよ。」
それまで黙ってた森井が、ズパッとそう言った。