私たちで奏でる物語
「栞那?」
「どうした」
「栞那ちゃん?」
「…え、あっなっ何?」
私は我に返ると笑顔を作る
「栞那ちゃん、大丈夫?」
「…何が?」
「栞n『間もなくー○○ー○○ー…』」
龍くんが何かいいかけたけど、アナウンサーの声に遮られて何をいったかわからなかった
『…お降りの際は忘れ物にご注意ください』
「着いたよ」
「栞那…」
「何、那斗くん?ほら、早くいこうよ」
「…嗚呼」
私はもうこれ以上何も聞かれないように、逃げるかのように電車を降りた