私たちで奏でる物語
「はぁっ!?」
「バンドの打ち上げ~~――栞那ちゃん、何処がイイ?」
「え、あ、っ!?」
急にふられた私――何も思いつかない
「好きな所を言えばいい」
那斗君は私の頭に手を乗せて言う
(食べたいモノなんて、すぐに出て来るモノじゃないケド……)
私は腕を組んで考えた
「こ……こないだ駅前に出来た《クレープアイス》のお店……?」
私はおずおず言ってみた
「わぁ~~、美味しそう☆!チョイスも可愛いし、栞那ちゃんは本当に優しいんだね」
恋君が半分悔しそうに、でも嬉しそうな笑顔を見せて言う
「いいんじゃないか?」
「なら決定!ご馳走さま~~☆」
二人は《超》がつく程、上機嫌である
「え、あ、の……?」
「栞那、……助かった、サンキュ」
私には未だ状況が分からなかった
以前に、龍君は私に何を隠そうとしているのかさえ