私たちで奏でる物語
そして最終日――体育祭
「栞那ちゃん♪頑張ろうね♪」
今日も恋君は私にピットリ
「あ、うん」
いつも恋君に抱きつかれるけれど未だ慣れず、苦笑いになる
恋君が苦手なワケがない
こんなに親しくされた事ないからどう接していいか戸惑ってしまうだけ
「栞那ちゃんは何に出るんだっけ?」
恋君が楽しそうに尋ねる
「え、と……玉入れと混合リレーだよ」
「ほよー」
気の抜けそうな返答だが、恋君らしい
「れ、恋君は――?」
私がオドっと聞き返す
「その逆よん!」
「え……って事は、六種目っ!?」
「うん。上限規定はないからね~~」