私たちで奏でる物語
「いや、何でって……」
「中学生の頃から見てるから?」
「栞那ちゃん。もしや学校(ココ)が≪中高一貫校≫だって知らないの?」
私から何かが抜けた
「えええーーっ!!?」
私はありと叫んだ
近辺の生徒が此方を向く――ので、私は苦笑いして俯いた
でもよく考えれば、そんな雰囲気を漂わす点が幾つかあったりもしなくはない
制服のネクタイの色が違ったり、明らかガタイの違う人がすれ違ったり
「そうだったんだ……」
私が溜め息交じりに言う
「何か余計な感情、吹き込ませちゃったね。ごめんね?」
「そんな……謝らないで!私が無知なだけで、恋君達が悪いんじゃないんだから!!」
私の言葉を聞いて何を思ったか、恋君と真君は私を強く抱きしめ、今度は那斗君まで私の頭を撫で始める
直後――戻って来た龍君に「……逆ハーレム?」と引かれ尋ねられたのは私の今日最低の思い出となったのだ