私たちで奏でる物語
私は状況を変えようと那斗君に問うた
「な……那斗君は何に出るの?」
那斗君はチラッと私を見ると『ありがとう』とでも言うかの様にフッと微笑を浮かべた
「混合リレー……」
「だけ?」
「以外」
「あ、ああ……」
私は更なる世界格差を知ってしまった
「にしても、今年のアレはどんなヤツなんだろうね~~」
恋君が那斗君に言うと、那斗君も難題とばかり頷いてみせた
「アレはくせ者だからな」
二人の話は着々と進むけれど、転入してきた私と真君はポカン状態
「何、なにっ!何の話なのサ!?」
と、真君が二人の間に詰め寄る
「……以前に、文化祭の事も通して皆、何でそんなに詳しいの?」
私の質問に恋君と那斗君は勿論、――真君までもが私をジッと見る