私たちで奏でる物語
午後の部の始まり――と共に借り物競争が始まる
「恋、那斗!頑張れよ!!」
龍君が二人の背中をポンッと叩く
「……ああ」
「任されたぉ☆」
二人はいつも通りの笑顔
「ちょいちょいっ!私達にもエール頂戴なぁ~」
「別に俺はイイんだけど……?」
背後から現れたのは、真君と澤君
借り物競争はリレー式だから各クラス四人の出場
残り二人はこの二人である
「四人とも頑張ってね」
「「栞那ちゃん、ありがとーー♪」」
そう言い、恋君と真君が私にハグ
私は苦笑いで返す
(嬉しいんだけど…………暑い)
全く――この人達は暑さを感じないのだろうか?
私はつくづく思った、言えないケド