弱い私を愛した彼

私を車にのせてから
私の荷物を取ってきてくれた藤堂さんは
車にエンジンをかけた



「けっこう家まで時間がかかるから
しんどかったら寝てていいよ」


といって車を発進された



寝るつもりはなかったのに
車の心地よい揺れと
熱でボーッとする頭のせいで
いつの間にか私は眠ってしまっていた












< 15 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop