七神〜私と君で咲かす花〜



顔を見合せて笑った。



それからしばらく、里奈と会話を弾ませていると、颯から稽古再開の号令がかかった。



それからみっちり一時間も稽古をすると周りの隊員達も疲れ果てていて。



稽古が終わったあとは、何人もの人が道場で大の字に寝転んでいた。



「お疲れー」



里奈がこちらに歩み寄ってきた。



「里奈もお疲れ様。このあとは何するの?」



「ほとんどの人が自室に戻るよ。見回り当番の人は町に出て、見回りをするけど」



「そうなんだ…」



きっと、もう深夜に近い。



現実世界に戻らなきゃかな……。



「里奈ー!」



突然、自室に戻ろうとする女子が里奈を呼んだ。



「はーい!今行くー!」



里奈も明るい声で応える。



「今のは?」



「同室の子!戻るらしいから私も行くね?」



「うん。またね」



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