Place of the fate〜運命の場所〜
怖かった?
あたしが?
眉をひそめたあたしを見て、何を考えているのかわかったのか、
「返事がだよ」
と言った。
「返事?」
「あぁ。お前からの返事。されるのかと思って聞きたくなかったんだよ」
「なんで·····」
そう聞くと、ガシガシ頭を掻いたあと、
「振られるって思ってたから」
と小さな声で言った。
「だって、どう考えてもお前ら女子高生からしたら俺なんかおじさんなんじゃねぇの?」
少しだけ不貞腐れたように聖さんは言った。