Place of the fate〜運命の場所〜
「おはよう、かんなちゃん」
そういうと、かんなちゃんはニコリと微笑み、
「おはよう。って言ってももう放課後だけどね」
と返した。
「え、放課後?」
俺がそう聞き返すと、
「そうよ?」
と不思議そうな表情をした。
「それよりさ、今日はあたしとどう?」
何を、というのは聞かないでもわかる。
かんなちゃんとも、“そういう関係”でしかないから。
「んー、ごめんね?放課後はちょっと用事が」