Place of the fate〜運命の場所〜

「おはよう、かんなちゃん」




そういうと、かんなちゃんはニコリと微笑み、




「おはよう。って言ってももう放課後だけどね」




と返した。




「え、放課後?」




俺がそう聞き返すと、




「そうよ?」




と不思議そうな表情をした。




「それよりさ、今日はあたしとどう?」




何を、というのは聞かないでもわかる。




かんなちゃんとも、“そういう関係”でしかないから。




「んー、ごめんね?放課後はちょっと用事が」




< 190 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop