Place of the fate〜運命の場所〜


─────・・・


「ただいまー」




って、誰もいないか。




暗い家の中に、あたしの声だけが響く。




おかえり、と返事が返ってくることはない。




父親は、あたしが小学生に上がる前に離婚していていない。




女手一つであたしを育てるために、お母さんは今日も遅くまで働いてくれていく。




だから、あんまりお小遣いとかねだりたくないんだけど。




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