Always
仕方ない、買い物に行くか。

買い物しながら何を作るか考えよう。

そう決めた私は冷蔵庫を閉めると、
「買い物に行ってきます」

テレビを見ている風吾さんに言うと、コートを身につけた。

「一緒に行きましょうか?」

風吾さんはそう言ったけど、
「歩いて5分のところにスーパーがあるので、すぐに帰ってきます」

カバンから財布を出しながら私は答えた。

「そうですか。

気をつけて行ってきてください」

「はい、行ってきます」

このやりとりも新婚さんだ。

私は風吾さんに手を振りながら、家を出た。
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