ハリネズミの恋
「笑うに決まってんだろ。
俺ら、完全に太の存在を忘れてたんだからー」
俺がそう言い返すと、
「うわーっ、今ので俺傷ついたわー」
太は胸に手を当て、おおげさなリアクションをした。
「お前ら、今日のライブ絶対観てろよー?
ビックリし過ぎてアゴ外すんじゃねーぞー?」
太はピシッと人差し指を俺と針井の前に突き出すと、宣言するように言った。
ライブが始まった。
俺と針井は観客席の1番前に座っていた。
「思ったよりもお客さんがきたね」
針井がささやくように俺に話しかけた。
「そうだな」
後ろの方に視線を向けると、立ち見をしている客もいる。
観客席はすっかり満員だ。
俺ら、完全に太の存在を忘れてたんだからー」
俺がそう言い返すと、
「うわーっ、今ので俺傷ついたわー」
太は胸に手を当て、おおげさなリアクションをした。
「お前ら、今日のライブ絶対観てろよー?
ビックリし過ぎてアゴ外すんじゃねーぞー?」
太はピシッと人差し指を俺と針井の前に突き出すと、宣言するように言った。
ライブが始まった。
俺と針井は観客席の1番前に座っていた。
「思ったよりもお客さんがきたね」
針井がささやくように俺に話しかけた。
「そうだな」
後ろの方に視線を向けると、立ち見をしている客もいる。
観客席はすっかり満員だ。