メロンジュース
あたしに受け取って欲しいって…。

メグの大切なもの、なんだよな?

それをあたしが受け取っても、大丈夫なのか?

だけど、ベビーリングを返すことができない自分がいた。

「わかった…。

受け取るよ…」

気がついたら、あたしはそんなことを言っていた。

メグが微笑んで、
「好きだよ、マーサ」

「ッ…」

あたしとまた唇を重ねた。

クリスマスの夜だから…あたしはおかしくなったのかも知れない。

そうだよ…。

きっと、そうだ。
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