メロンジュース
同じ女性のはずなのに、何でこんなにも違うんだろうか?

そんなことを思ったあたしに、
「じゃあ、俺らお参りしてくるから」

メグが話を切りあげた。

「そう。

私も旦那と息子を待たせてるから戻るわ。

じゃあね」

ララはあたしたちに手を振りながらその場を去った。

「じゃ、俺らも行くとしますかな」

「わわわっ…」

メグに腕を引っ張られたとたん、あたしは手を繋いでいることを思い出した。

って、あたしとメグが手を繋いでいることにララは疑問を抱かなかったのか?

まあ、婚約者だからいいのかも知れないけど。
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