メロンジュース
…へえ、今の今までの彼女も美人ばっかだったんだ。

あたしはそんなことを思った。

「後はふーちゃんだけかしらね?

あの子、つきあってる女の子はいるのかしら?」

思い出したと言うようにフーゴの名前を出したララに、
「いると思うよ。

クリスマスパーティーの時に連れてきてたし」

メグは返した。

「あら、どんな子なのかしら?」

「いや、顔は見てないからわかんねーんだ」

「あら、残念」

あたしと違って女性らしくておしとやかなララは、メグによくお似合いだと思った。
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