龍神様との恋愛事情!
そんなことを思いながら間近に迫る転生山を眺める。
もうグルッと辺りを巡ったから屋形に帰るみたい。
下を見ると、小さな金色の屋根が視界に映った。
黄金の屋形を目指して急降下する千早様。
下りながら彼は姿を人間に変えると、私を横抱きにしてふわりと三階へ降り立った。
すると…。
「お帰りなさいませ、千早様」
凛とした女性の声が広間に響いた。
「おや?これはこれは…」
千早様が広間にいた龍神様達を見回して楽しそうに笑う。
「四龍の長全員が揃って来るなんて、珍しいね」
いたのは四人の龍神様。
「それだけ事態が重いということですよ」
千早様に帰宅の挨拶をした女性の龍神様が冷たい表情で刺すように言った。