龍神様との恋愛事情!


「沙織!おばあちゃん!元気にしてた?」


池から顔を出したと同時にお母さんの声が聞こえた。


「お母さん!」


「元気だったわよ~」


池の傍にはお母さん一人。


「お父さんは?」


「仕事よ。おじいちゃんはまだ入院中だけど、前よりも元気になったみたい。まだ生きてる!」


ニッコリ笑顔で「まだ生きてる」って…なんか言い方が身も蓋も無い。

苦笑いしてると、おばあちゃんが安堵の吐息をこぼした。


「そう…夕星様…良かった」


おばあちゃん、本当に嬉しそう。

私もホッとしてると――。


「沙織、あまり長居はできないよ」


千早様がそっと囁いた。

そっか、あんまり時間がないのか。

ならお母さんの用件を単刀直入に聞いた方がいいかな。


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