龍神様との恋愛事情!

「なぜ貴女がここにいるのです?今すぐ出て行きなさい!!」


痛いくらいの殺気を放ち、私を睨みつける澪様。


「澪様…あの、少しの間だけ、ここにいたいんです。お願いします!私を城において下さい」


「どんな理由があるにせよ、無理な願いです。顔も見たくない!!早く、誰かこやつを外へ追い出せ!!」


「はっ!」


整列していた龍神様達が私を取り囲んだ。

腕を掴まれそうになったその時――。


「待て」


威厳のこもった低い声が響いた。


「この娘は私の保護下にある。ゆえに手出しは無用。追い出すことはならん」


シトリ様の言葉に龍神様達が怯んだ。

どうしたものか戸惑いつつ私を見つめてくる。


「追い出せと言っている!!私の命令が聞けんのか!?私はお前達の長だぞ!!」


「澪、喚くな。青龍の長としての品位を疑うぞ」


< 491 / 564 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop