狼さんと一緒。
パチッ


そこでふと目が覚めた。




「オマエ、大丈夫か・・・っ!?」



まず視界に映ったのは・・・



「霧咲・・・君・・・。」





帰ったはずの霧咲レンの姿があった。



「なんで・・・ココに・・・」

「いや、なんとなく?」

「何・・・ソレ・・・」

「うなされてたけど、変な夢でも見てたのか??」



瞳に見た事もないくらいに真剣な顔の

彼が映る



「別に・・・、なんでもないよ・・・」



言った途端に目に熱いモノが込み上げてきた。

見られたくなくて、そっぽを向く。



「おい・・・」

「なんでも・・・っ、ないのっ・・・!」

「結衣・・・」




切なそうにアタシを呼ぶ彼。



なんで?

アタシの事は遊びなんでしょう??


なんで・・・

どぅして、貴方がそんなに悲しそうな声で呼ぶの??







わかんないよ・・・。


< 24 / 44 >

この作品をシェア

pagetop