10年後のクリスマス…あなたに会いに行きます
ほらね、やっぱり潤平は遠い人だった。



潤平と過ごした半年は、夢だったと思えば辛くなんかない。



夢は覚めるものだから、きっと忘れられるはず。



なのに、テレビをつければ、どの番組にも潤平が出ていた。



「樺音、テレビに出てるのは、もしかしてあの潤平君なのか?」



潤平が家まで送ってくれたのを、父さんは何回も見ていた。



樺音に初めての彼氏が出来たと喜んでくれた。



「そうだよ。あの潤平だけど、テレビの中の風間潤平は、私には別人に見える。」



いっそ、別人ならどんなに良かったか。



芸能人になった風間潤平は、私には眩しすぎた。



芸能会には綺麗な人たちが沢山いる。



潤平は、色んな女優さんと噂になっていた。



潤平とは住む世界が違うから、気にもならないと、自分に言い聞かせた。



大丈夫、風間潤平なんか忘れてやる。



あんな、約束信じてないから。



潤平を忘れるには、新しい恋をしようと思った。




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