クリスマスの夜、星空の下で。
「あのさ…俺ら別れよ。」

12月25日。

彼氏の口から聞きたくない言葉を聞いてしまった。

「え…?なん…で…」

当時彼に夢中だったあたしは、そんな事を言われるだなんて思ってもいなかった。

あたし…なんかした?

その思いだけが私の頭をぐるぐるしていた。

「なんでって…お前、バカじゃね?ただの遊びだったって事に気付かなかったのかよ。」

フッと鼻で笑った彼は
「じゃ。」
と、軽く手を降りどこかへ行ってしまった。

私は追いかけようともせず、ただただ呆然としていただけだった。

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