嘘恋シアター


電車から降りて着いたのは、最近できたアミューズメント施設だった。



ゲームセンターとか、ボーリング場とか、いろいろ併設されている場所だ。



今までこの場所ができた、ってことを知ってはいたけれど、


友達は部活が終わった後に行くみたいだし、部活をしていない私は帰ってご飯を作らなきゃだしで


結局ここに来るのは初めてだった。




「わあ...こんなかんじなんだ...」



入口を見上げて感想をもらすと


橋本くんに、後ろから覗き込むように話しかけられた。



「来たことない?」


「うん。初めて」


わたしがそう答えると


「そっか...」ってちょっと考えてるように下を向いて




「...だけど、あいついるし大丈夫かな」




ってぼそっとつぶやいた。



それは本当に小さな声で



聞き取れるほどのものじゃなかったはずなのに




わたしの...耳じゃなくて頭に直接響くように




鮮明に、広がった。










< 28 / 28 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

【短】恋の季節 ゚+。boy's  story。+゚
雪塩/著

総文字数/6,689

恋愛(純愛)30ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
俺がずっと見ているあの子は 何を見ているんだろう。 俺はあの子を見ながら 何度季節をまたいだだろう。 あの春も今も 思うことは1つだけ。 どうか… "きえないで" はじめてのお話『恋の季節』 男の子side story !! 前作ではあまり知られなかった 男の子側のお話です。 前作をご覧になっていない方でも わかるように頑張ります (もし前作もセットで読んでいただいたら本当にありがたいです)。 望まれてもいないのに第2弾とか… ちょ、調子にのってしまった… 初心者なのにごめんなさい(..) 一生懸命頑張ります よろしくお願いしますm(_ _)m
【短】恋の季節
雪塩/著

総文字数/6,324

恋愛(純愛)29ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ずっと前から、あなただけを見てました。 出会った春からずっと、 何度も季節をまたいで。 …ううん。 見てただけじゃない。 本当は、ずっと前から好きだった…。 それなのに、わたしは見ていることだけしかできない。 季節ごとに追う、 どうしても自分の想いを伝えられない 内気な女の子の恋の話。 はじめてお話を書きます! いたたまれないところもたくさんあると思いますが どうぞよろしくお願いします。 紅花。さま 大変素敵なレビュー、本当にありがとうございます! ほ、本棚にいれてくださった方が いらっしゃる… うわぁ… 泣きそうです//m(_ _)m
サクラの魅力。
雪塩/著

総文字数/929

詩・短歌・俳句・川柳14ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
きみは…サクラだ。 可憐に僕をとらえて 思考を奪う。 気づいたら目が離せなくなる。 …気づいても目を離せない。 今回は初めてのジャンルに挑戦してみました! 自信が皆無です…(..) ぜひアドバイスお願いしますっ!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop