迷惑なイケメンに好かれました。
……似てる?
市原くんが、壁に?
「つまんない冗談やめてよ」
「冗談なんかじゃないよ」
壁の目は真剣でとてもふざけてるようには見えない。
だけどどう考えたって、似てないでしょ。
「ちっぽけな安っぽい正義、振り回して。それで守った気になって。自分自身が大切な人を一番追い詰めて、最後は壊すんだ」
「どうしたの……急に」
淡々と話す彼の心情が分からない。
なにを考えてるのかが分からない。