迷惑なイケメンに好かれました。
「うん、他に誰がいるの?」
だけどそんな私の変な質問にも笑顔で答えてくれる市原くん。
彼は神なのか、仏なのか。
「だから良ければ俺と──」
「ざんねーん。あいにく、芽依ちゃんは男嫌いでして」
そうそう。恐怖症とかいうわけじゃないから話したりは出来るけどね。
でもまぁ、自分からは絶対に話しかけたりはしないよね。
「それに芽依ちゃんは俺が口説いてんの。邪魔すんなよ、優等生くん」