迷惑なイケメンに好かれました。
そんなことを言えば、チクったと言われ、
じゃあ今度は見えない場所を集中的に攻撃されるのがオチだって言うのに。
実際に、そうだったらしい。
じゃあ、彼女は何を思って、何を願って
その言葉にどんな思いを託したんだろうか。
耐えて耐えて、耐え抜いて。
彼女はどうしてそれでも、俺のそばにいたいと思ったんだろうか。
「そしてついに海にバレてしまった。この話に海が悪いところなんてありますか?
莉子はそう言って、泣いてた」
それはあの殴った日以来の、俺が見た莉子の二度目の涙だった。