*Dream*~ダメなあたしをあなたが変えてくれた~
「ちょっと待てよ」


そう言ってあたしの腕を掴む隼人


……なんで…?


『どうして?』

「え?」

『あたしのこと……嫌いなんでしょ?』


……やばい…泣きそうになってきた


思わず俯くあたし


するとよけいに流れてくる涙


あーあ、最悪だ


そんなことを考えていると


「いつ俺が莉乃のこと嫌いって言った?」


……え?


思いもよらない言葉が返ってきて思わず隼人の顔を見た


そこには少し悲しそうな顔をした隼人


……どうして?


『隼人……?』

「俺……莉乃のこと嫌いなんて思ってないよ」

『っ……』

「紛らわしいこと言って悪かった」


そう言うとより悲しそうな顔をする隼人


『い、いいよ!あたしこそごめんね…変な勘違いして……』

「うん」


あたしがそう言うと直ぐに嬉しそうに笑う隼人


ドキンッ


あ……


あたし……この顔に弱いんだな…


「莉乃?」

『ん?』

「とりあえず荷物おこ?」

『あ、うん』


そうしてあたしたちは部屋に戻った
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