黒蝶
椿は真琴の変化に気づいた。

「ま……こと?」

「椿…俺な、恭弥が椿に取られると思ったんだ…俺には恭弥しかいなかったんだ。」

「…」

「あれは、俺が当時5歳だった…」

真琴と椿は公園にある遊具で雨宿りしながら、語り始めた。
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