* 竜の眠る国 *




 4日……?

 じゃあ、あれは夢だったのかな?
 目を開けたらシオンがいて……


 あれは、現実…?





「………ナ…………ユウナ?」



 考え込む私に勘違いしたのか、マーサが不安げに私を見下ろしていた。



「……ぁ……ごめんなさい。考え事してて」


「ふふっ 大丈夫よ。

 とにかく食事にしましょう。少しでも口に入れた方がいいわ。
 この数日何も食べていないから、スープと果物で食べなさい」


 私の体をゆっくり起こすと、背中に柔らかなクッションを2個差し込みそこに私を寄りかからせた。



「傷は痛む…?」


「大丈夫。少しつるけど、痛みではないわ」


「そう…!ならすぐ準備するわね」

 言ってすぐ、スープの匂いにつられたのかお腹が盛大に鳴り、マーサとナタルが安心したように笑った。


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