* 竜の眠る国 *
外に一歩足を踏み出せば、戸惑っていたのが嘘のように芝の感触に喜びを感じた。
………もう忘れていたな。
外のこの開放感。
私は跳ねるように、螺旋状の階段を下りた。
……本当は階段下はダメって言われたんだけど。少しくらい良いよね…?
久しぶりの外が嬉しくて。
すでに私の行動を監視されていることに、全く気付いていなかった。
「はぁ…っ 何でこんな広いのよ……」
軽く庭を散策するつもりが、何故か帰る道を見失っていた。
……ヤバいわ。完璧迷子になってる。
しかも、私はまだ捕らわれの身なのよね…?
また捕まっちゃうパターンかしら?
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