Last memory~クリスマスの夜~
「トントン」病室のドアをノックする音が。
母「綾香ちゃん、起きたの?」
「あれ?おかしいわね。」
「今、綾香の話し声が、聞こえたと思ったのに。」
看護婦「綾香ちゃんのおかあさん、どうしたんですか?」
母「綾香の声が、聞こえた気がしたものですから。」
看護婦「そんな事ないですよ、綾香ちゃんは、薬で寝てるはずですよ、夕方5時まで起きませんよ。」「気のせいですよ。」
母「そうですよね。」
看護婦「でも、綾香ちゃん可哀想ですよね。」「小さい時から、ずっと病院のベッドで・・・」
母「そうですよね、綾香も恋をする、年頃なのに。」
母「綾香ちゃん、ごめんね。」「母さんなにもしてあげられなくて。」



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