冷たい瞳の王子様






それに、いつのまにか涙まで出てきちゃったし






「こらこら、涙はもう少し先までとっておきなさい」






しずくはなだめるように優しくぽんぽんとあたしの頭を撫でてくれた



あたしは頷くことしかできなくて













いつからあたしは、こんなにも青羽さんのことを好きになっていたのだろう













「そんだけ喜んでもらえると、あたしも頑張ったかいがあったかな。3人とも公立合格できるといーね!」






あたしは何度も頷いて、もう一度お礼を言った






「ありがとう、しずく」























満面の笑みで......






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